話が前後して、カテゴリーも入り混じってしまいますが、覚えておきたいので入院中のことも記事にしていきたいと思います。
手術が終わって意識が戻った時、受け持ち医の先生が「これやると普通の点滴と違って直接心臓に薬を届けられるから、何かあった時のためにやっておきたいんだけど、いい?」と注射器のような物を手に聞いてきました。
「ん?痛いんですか?」と聞くと「痛くない痛くない、僕がやったこれを使うから。」と点滴の管のような物を指差して言うので、「はい。」と答えるとすかさず主治医が右手側で「はい、ちくっとするよー」とちくっとじゃ済まない何かをしました。この時はちょっと痛かったけどこの後はこの管に点滴を繋げば毎回針を刺さなくても薬を入れられたので、痛い思いをせずに済みました。
でもこれ、利き腕に付いてしまっていて、肘を曲げるたびに点滴の機械がピーピー音を立てて、その音を看護師さんが止めに来ては
「肘曲げないようにしてください」と言うので鬱陶しいことこの上ありません。
食事の時などは肘を曲げずにはいられないので「大丈夫です!何度でも来ますから気にせず食べて下さい」と言ってくれるんですが、鳴らないようにするとか鳴っても無視するとかできないもんなのかと不思議に思っていました。
寝ている時にてんかん発作をおこして訳がわからなくなった時にはうるさくて機械をぶん投げたい衝動に駆られましたが、機械を罵りながらもなんとか踏みとどまりました。
ちゃんと我慢できたのに、受け持ち医の先生に「また発作が起こって引っこ抜いちゃったら危ないから看護師さんにぐるぐるにしてもらって」と言われて、ちぇ!っと思いながら、私のことを「お顔の割にご本人平気そうな人」と呼んだ看護師さんに頼むと、「ぐるぐるにしても錯乱してる人は引っこ抜きますけどね
笑笑」と言いながら綺麗にしっかり包帯を巻いてくれました。この看護師さんのこういうところ好きです🤣
この管が中心静脈カテーテルという物で、引っこ抜くと心臓に空気が入ってしまって大変だから、先生はぐるぐるにするように言ったのだとも教えてくれました。
肘を曲げると薬液を押し出せなくなってアラームが鳴るので、利き腕につけられるとみんな苦労するのだそうです。
管を見た看護師さんが口々に「右か」と呟いていた理由がこの時やっとわかりました。
管を抜くのも看護師さんではダメでお医者さんじゃないとできないのだそうで、管を固定しているテープの部分が痒くなってきてもまだつけていたので、退院が近づいてきて抜いてもらえた時の解放感は最高でした。
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