神様からの預かりもの

神様から人生の宝物を預かり中。ダウン症と自閉症を併せ持つ息子と心優しい娘の育児記です

療育に通い始める

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少しでも能力を伸ばしてやりたいと気は焦りましたが、身体が弱い慶は2歳からのんびりと市立の療育施設に通い始めました。2歳の頃は、月に1度か2度、慶が先生に遊んでもらっているうちに親の愚痴を聞いてもらう感じでした。

ダウン症で心疾患もあると分かった頃から定期的に慶の様子を見に来ていた児童相談所保健師さんは療育開始を機に訪問終了となりました。

ある日訪問してきた保健師さんが、近況報告をしても上の空で壁を眺めているから何かなと思ったら、うちの壁に飾ってある慶が生まれてからの写真をじっと見ていて、私が来るのは今日が最後なんですよと言われました。慶が離乳食を食べなくなって、歯医者さんの摂食相談を紹介してもらったり、日々試行錯誤しても一つも結果に繋がらない愚痴を聞いてもらったり、大変お世話になりました。

慶の成長がとてもゆっくりなので、まだまだ同じ生活が続くような気がしてしまいますが、年齢が上がれば慣れ親しんだ方とお別れして新しい環境に飛び込まなくてはいけません。初めてそれを実感した寂しいお別れでした。