神様からの預かりもの

神様から人生の宝物を預かり中。ダウン症と自閉症を併せ持つ息子と心優しい娘の育児記です

謎の退行

慶は、ゆっくりながらも心身面で発達して、「あざらし這い」というお尻が持ち上がっていないものではありましたがハイハイしたり、私の後追いをしたり、

「あばばば」や「ダー」「タイタイ」などという喃語も出るようになりました。離乳食もパン粥や潰したバナナ、すり下ろした苺などは美味しそうに食べていましたし、スティックパンを一口大にちぎって置いてあげると自分で手に取って手掴み食べをするまでになっていました。

しかし、1歳半から2歳頃の間に喃語が聞かれなくなり、離乳食も嫌がるようになってしまいました。

ある日突然やらなくなったわけではなく、たまにできるけどだんだん間遠になってついにまったくやらなくなるという感じでした。

特に離乳食は、スプーンを見ると顔を背けて頑なにスプーンを見ないように逃げまわります。一口目さえ口に入ればあと数口受け入れることもあったので、おさえて口を開けさせて入れてみたこともありましたが、食事が嫌いになるだけだと思われたのでやめました。

このようにできていたことができなくなってしまった原因はよくわかりませんでした。ある日突然なったわけでないので脳梗塞などではなさそうだし、カナメが家に来て母親を独占できなくなったせいといっても、元々人からベタベタされるのは嫌いで、後追いも私の所在を確認しているだけという感じでしたし…

未だにどうしてこうなったかはよくわかりませんが、なんとなく食事に関しては、それまでされるがままだったものが自己主張が出てきて、自分が一番落ち着く哺乳瓶でミルクを飲みたい、他のものはイヤ!となったのかなと思っています。このスプーン拒否とは、この後数年に渡る闘いを余儀なくされ、ずいぶん泣かされました。f:id:utamarinco:20200727122840j:image