慶は最重度知的障害で
特別児童扶養手当というお金をいただいていますし、
療育やデイサービスも保護者の負担はほんの僅かで利用させていただいています。
それに普通の学校よりはるかに予算がかかっている特別支援学校で手のかかった給食を食べさせて貰っています。
福祉の手厚さには感謝しかありません。
だがしかし!
少しだけ解せないことがあるのです。
身体障害者手帳がないと補助が出ず、入手もできない物があるということです。
例えば、慶は4歳まで歩けず、歩けるようになっても、
とても外出時に手を引いて歩かせることなどできない状態だったので、
体のサイズに合ったバギーが必要でした。
しかし、障害者用のバギーは一般人には入手ルートが分からない。価格も高額です。
身体の手帳があれば、公的補助を受ける前提で市役所が紹介してくれたりするらしいのですが、ダウン症の子はいずれ歩けるようになるから身体の手帳は貰えないし、バギーや車椅子の補助も出ないとのことでした。
Amazonで子供用車椅子が売っているのを見つけて買おうかと思いましたが、
本当に使えるか試してみようと、福祉施設で試乗させてもらったら、座位を保てず前に落ちてしまいます。
こんな風にしたら落ちないんじゃないかなんて試行錯誤しているうちに、身体の手帳を持っているお友達が、買い替え時に古い方のバギーをくれました。
ありがたく使わせていただいて、慶も体幹がしっかりしてきて、腰ベルトをすれば車椅子から落ちなくなったので良いんですけど、
バギーをくれたお友達の障害は上肢の方で、いずれ歩けるようになるというのは慶と変わらなかったんですよね。。。
同じようにいずれ歩けるようになる子でも、身体障害の手帳を持っていればバギーを買えて、知的障害の手帳だと買えない。。。
もう一つなんでだろうなーと思っているのは
おむつの補助です。
知的障害者も尿意や便意を伝えられないから、大きくなってもおむつを使いますし、身体障害の方でもトイレで排泄できてオムツ不要の方もいます。
それなのに私が住んでいる自治体では、身体障害者にだけおむつの補助があります。
おむつはバギーに比べて入手が容易なので、いただいている手当で買えばいいのですが、なんか解せない線引きだなぁと思っています。
今はAmazonで買った大人用の車椅子に夫お手製の腰ベルトをして乗っています。
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