生後半年くらいには普通に離乳食を食べ始めたのに、なぜか本来離乳完了期のはずの1歳半から2歳くらいに哺乳瓶に執着して離乳食を完全拒否するようになってしまった慶。
児童相談所の保健師さん、療育園の先生、小児科の先生、摂食相談の歯医者さん等たくさんの方々のお知恵とお力を借りての長い闘いになりましたが、小学校1年生の時にリハビリ病院に入院して集中的に訓練し、ついにスプーンで食事をしてくれるようになりました。
入院中には小学校の担任の先生も何度も病院に足を運んでくれて、「私からでも食べてくれるかしら?」と食事介助をしてくれたりしました。
退院後はまた家の近くの市立小学校の支援級に戻り、給食の時間に私がミキサー食を持って行って食べさせることになりました。
初日は慶の好物のヨーグルトを持っていって、教室でも食べられるかの様子見をしましたが、校長先生まで「慶くんが食べるようになったんだって?」と教室に来て、「僕からでも食べるかな?」と食べさせてくれました。担任の先生とどちらが食べさせるか先を争って、餌付けの順番で喧嘩する子どもみたいになってましたが(笑)
水分補給と精神安定のために哺乳瓶を取り上げることはしなかったので、また哺乳瓶からしか栄養摂取できない状態に戻らないよう、給食の時間にはちゃんと座ってスプーンでご飯を食べることを当面の目標にしました。