神様からの預かりもの

神様から人生の宝物を預かり中。ダウン症と自閉症を併せ持つ息子と心優しい娘の育児記です

東日本大震災より10年

今日は市の防災無線で黙祷を促すサイレンが鳴りました。

10年前の今日の14時46分、私たち家族は全員揃って車に乗り、療育園に向かっていました。15時からの慶の療育にカナメも連れて行くところだったのです。

急に車が縦にボンボン跳ねたので、私は夫がブレーキを踏んで子供達を喜ばせようとしているのかと思いました。

「いやいや、ほんとに揺れてんだよ」と言われて周りを見ると、頭の上に掛かっている橋がグラグラしているのが見えました。

最初の大きな揺れがおさまって、療育園に行くか家に帰るかとなった時、家族全員揃っているし、自宅方面に方向転換するより療育園に行くほうが楽だということでまた車を走らせました。その車中で見たニュースに「大津波警報」が映し出されていたのを今も覚えています。「そんな警報あるの?」と夫婦で話しながら療育園に着いて療育を始めましたが、お歌や紙芝居の途中に何度も余震が来ます。

今日はもうやめようと言われるかと思ったら、療育園は広域避難所だから今お家に帰るよりここに居た方が安全かもしれませんと先生が言ってくれたので、揺れまくる中1時間ほどの療育を受けて家に帰りました。

自宅の中も特に落ちたり割れたりしたものは無く無事で、揺れについては被害は無かったのですが、その後の放射能に関することが大変でした。

慶はまだエンシュアリキッドを処方される前で粉ミルクしか飲まなかったので、水道水の安全性が分からない中、ミネラルウォーターを買おうと思っても、慶が飲むミルク全てを作れるほどの量は確保できず…

買い占めも問題になっている時期だったので、スーパーでたくさん買おうとしたら、知らないおばあさんに「そんなに買うの?」と咎められたりもしました。「まだミルクを飲んでいる子供がいるんです」と言ったら「あらそうなの。じゃあ要るわね」くらいの軽い感じですけど。

政府は「ただちに影響は無い」を連呼していたけれどTwitterなどには怖い情報も出回っていて、小さい頃に放射線の影響を受けてしまったとしたら、うちの子供達はどうなるのだろうと心配しました。それについては実際のところ、カナメが子供を産んで、2人が年を取ってからでないとわかりませんが……

放射能を気にする人が居てのことかよくわかりませんが、カナメの学校では毎年家庭訪問の時に、担任の先生から「水道水に抵抗はありますか?」と聞かれます。大抵の子が水筒を持ってきていると言うので、カナメにも毎朝お茶を入れて水筒を持たせています。うちで飲む水はBRITA浄水器を使った水です。水道水に「抵抗がある」というお家がどういう対策を取っているのかは知りませんが。

最後になりましたが、震災で亡くなった方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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