慶の友達関係の話です。
だいぶ前のことですが、放課後の療育に行ったら、同じ特別支援学校のお友達とお母さんに会って
「慶くん今日学校お休みだったの?」と声をかけられました。
その日、慶は夜中一人で起きて遊んでいて、朝登校直前に眠ってしまったので、お休みさせていました。身体を起こしたり揺らしたりでは起きませんし、無理に登校させても自傷するだけで良いことはないので、私はこういう時迷わず休ませます。
そんな感じで体調不良じゃないけど休ませたんだよーと話すと、
お友達は、学校で慶に会えると思っていたのに会えなくてちょっとがっかりして、帰宅してからお母さんに「慶くんいなかった…」と言っていたのだと教えてくれました。
慶に会えなくてがっかりしてくれるお友達がいるなんて、それまで考えたこともなかったので、これは嬉しい衝撃でした。
しかも、同じ支援学校のお友達に慶の名前を呼んでもらえる日が来るとも思っていなかったので、それにもすごく驚きました。
市立小学校にいる時には慶を助けてくれるしっかりしたお子さんが慶くん慶くんと声をかけてくれましたが、それは、慶の世話を焼いてくれる優しいお子さん達で、こちらがお友達と呼ぶなんて恐れ多い存在でしたから。
考えてみると、スクールバスで隣の席に座っている女の子とも、2人で、くっついてしまいそうなほど顔を覗き込み合ったり、手を触れ合ったりします。2人とも声も出さずにやっているので不思議な感じですが、2人なりの挨拶で、なにか通じ合っているのかもしれません。
お互い、相手がいない日は寂しく思ったりしてるのかな?
以前放課後デイの見学に行った時にも、慶が年上のお兄さんの座位保持椅子に縋り付いたことがあって、私達親は知らない子なので、慌ててやめさせようとしたら、デイの方が、
「学校で知ってるんだと思いますよ」と言って
その兄さんに「○○くん、慶くん知ってるの?」と聞いてくれ、お兄さん頷いたようです。
慶は、初めて行った場所にいつもお世話になっているお兄さんがいたので、挨拶に行ったんですね。
目の前の玩具とミルクのことくらいしかわかっていないと決めつけていたけど、慶って、私が考えているよりずっと広い世界を見ているのだな、と驚いたできごとでした。
このできごとでこの歌を思い出すって加齢臭やばいかな(笑)
でも、いい歌ですよね。
日本ブログ村のランキングに参加しております
ぽちっとクリックお願いいたします。
↓↓↓↓↓