神様からの預かりもの

神様から人生の宝物を預かり中。ダウン症と自閉症を併せ持つ息子と心優しい娘の育児記です

摂食障害で入院 外泊で洗い出された問題点

慶が、ミキサー食であればどんな料理でも食べられるようになってきたので、リハビリ病院の小児科の先生から、そろそろ退院しても良いけれど、その前に一度外泊として家に帰って、家でもミキサー食を食べられるか、環境が変わって困ることがないか確認してみてはどうか、と提案があり、私は栄養科の栄養士さんからミキサー食の作り方を教わって、慶と共に自宅に帰りました。

慶は普通の食事の経験がなく、ミキサー食の見た目やメニューにうるさいことは言わないので、食事作りは思ったより簡単でした。たとえば挽肉と玉ねぎを塩少々で炒めてミキサーにかけ、とろみをつけたところにケチャップをちょっと乗せて「ハンバーグ」と称してもOKでしょ、という具合のテキトークッキングでした。(そもそも慶に料理名を言っても通じませんが)

数日間の一時帰宅で、家でミキサー食を食べさせることはできましたが、食事中慶がすぐに立ち歩いて遊んでしまい、お皿とスプーンを持って慶を追いかけ回して食べさせなければなりませんでした。これでは量が食べられないし、私一人で食べさせる時大変なので、立ち上がりづらいけれど楽に座っていられる椅子を入手できないか、病院に帰って相談してみました。

幼児用の椅子とテーブルが一体になったものが使えればよかったけど、慶が嫌がると大人2人がかりじゃないと座らせられない…車で使うチャイルドシートを座椅子的に使えないか試してみましたが、床を蹴って後ろにひっくり返るので壁に固定するなど夫がよほど良い知恵を出してくれないと無理そう…

一番落ち着いて食べられそうなのは病院でSTの先生と使っていた「クッションチェア」でした。

これは、療育機関や養護学校などではよく見かけるもので、普通の椅子や床では座っているのが難しい人が座位を保ちやすいように工夫された椅子です。慶のサイズだと8万円くらいするもので、身体障害者手帳を持っていないと全額自己負担になりますが、家で座って食事をする習慣をつけるためには必要だろうと、病院を通じて業者さんに発注してもらい、入手できたら退院、ということにして、もう少し病院でいろいろなものを食べる訓練を積みながら待つことにしました。f:id:utamarinco:20200826235615j:image
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