慶はリハビリ病院のお粥を食べられるようになり、次は、「ミキサー食」を食べることになりました。
ミキサー食は、料理に水分を足してミキサーにかけ、とろみをつけたもので、味は元の料理とほぼ変わりません。
私は、水っぽくて美味しくないんじゃないの?と思っていましたが、生姜焼きを試食させてもらってびっくり!当たり前ですが、普通に食事ができる私達が食べたら噛みごたえがなくて物足りないものですが、味はしっかり生姜焼きで、病院では見た目も美しく盛り付けが工夫されていました。
慶はここに至ってもまだ一口目は口に入れるのを嫌がりましたが、近くにいる看護師さんを呼んで軽く頭を抑えて貰えば食べるので、毎日ミキサー食を食べられるようになりました。
病院で処方してもらっていたエンシュアリキッドも本数を減らし、あまり食事に響かないフォローアップミルクを水分として与えることにしました。
コップ飲みやストロー飲みはまだできないのと、哺乳瓶が慶の大事な心の拠り所になっているのとで、哺乳瓶を取り上げることはせず、ミキサー食でいろいろな味のものを食べて経験を積み、食事の形態を普通食に近づけていくことに重点を置きました。
写真はキューピー「やさしい献立」で「噛まなくてよい」に分類されているかぼちゃの煮付け。写真に撮るとイマイチですが、もっと色鮮やかで美味しそうです。