病院のお粥に慣れて、最初の一口さえ口に入ればある程度の量食べられるね、となった頃、今日は病院のお昼ご飯のメニューがカレーなので、お粥にカレーをかけて食べてみましょうとSTの先生が小学生用の「ミキサー食」を持ってきてくれました。カレーは、具材をミキサーにかけて滑らかにした上でむせないようにとろみがつけてあり、小学生用だからそんなに辛くはないとのことでした。
これをお粥にかけて慶の口に入れてみると、慶はカレーを口に入れたまま大笑いし始めました。イヒヒヒヒ!ウヒヒヒヒヒ!と笑って笑って、ヒーヒーしています。ものを口に入れたままそんなに笑ったらむせちゃうよーと出させようとしたら、出すのが嫌だったらしく、少し落ち着いて飲み込んで最終的には完食しました。
カレーを食べて大笑いするとはなんなんだろうと先生に聞いてみたら、カレーのように複雑な味のものを初めて口に入れて、感情の持って行き場が笑いだったのではないかという見解でした。味に笑いのツボがあるってすごいな、さすが慶、私の想像など軽々と超えてくるわ、と妙に感心したできごとでした。
ちなみに後日「キットカット」にチャレンジした時も、この笑いのツボが押されたようでした。