カナメはよく折り紙をくれます。こういうのの中にたいてい「大好き」って書いてあります。長い手紙はもらったことがなくてだいたいこれなので、もらっても、はいはいと流してしまいます。
昨日も折紙を持ってきました折ってない。なんだろう?
お?おう。。。ありがとさん、となりました。
もやもや病の症状を彼女なりに調べて知らせてくれたようです。
少子化の現代ニッポン、私達夫婦は赤ちゃんに接するのが初めてでしたし、夫婦の父母も子育てしたのは30年も昔の話。慶しか知らない私達から見ると、カナメは何もしなくても勝手に育っていくスーパー赤ちゃんでした。
そんなカナメも客観的に見れば発達は遅く、この時期までにこれができなければ障害の可能性があるから専門家に相談!というラインギリギリでクリアしてきました。特に言葉は、2歳までに単語が出なければ療育相談に行かなくてはいけませんが、1歳10カ月でやっと「ママ」と「アンパンマン 」とだけ言ったという遅さでした。1歳半の時に言葉はおろか指差しもしないので発達相談に連れて行きましたが、お医者さんがアンパンマン のぬいぐるみをはいっと渡すと受け取り、ちょうだいと手を出せば渡せる、というのを確認して「確定ではないけれど、これだけやりとりができれば自閉症は無いと思う。でも、将来知能の問題が出ないかはわからない」とのことでした。
その後幼稚園の入園面接でクマちゃんの母子が寝ている絵を見せられ「何をしているところかな?」と聞かれているのに「昨日お母さんと寝たのー!」と自慢気に宣言するなどヒヤヒヤさせられましたが、(幼稚園はこれで余裕の合格でした)結局育ってみれば小5で「鬼滅」に夢中になるような「普通」の子でした。