慶が21トリソミーのダウン症であることが確定してからは、合併症確認のため、検査、検査、検査、でした。中でも印象深かったのはレントゲン撮影です。台の上に寝かせて頭と手を動かないように拘束、さらにネットで身体を台に固定して、台を立てて撮るのです。磔みたいになってしまってかわいそうな感じなのですが、動かないように固定しても寝たまま撮ることはできないらしく、赤ちゃんの頃はずっとこの撮り方でした。
眼科の検査もかわいそうで、クリップでまぶたを固定して目を瞑らないようにしてから目薬をさすのですが、流石の慶もこれには大泣きで、目薬が流れてしまいます。結局、お医者さんが目視で白内障や緑内障を調べるだけで視力はもう少し大きくなったら、と後日調べることになりました。
耳鼻科の聴力検査は楽しくて、慶を静かな部屋に寝かせ、言語聴覚士の先生がタンバリンやマラカスなどを鳴らします。音が聞こえると慶が少し目を見開いて反応するので、その反応で聴力を判断するというものです。慶はずっと普通に話す声が聞こえるくらいの聴力はあると言われています。