慶の学校のスクールバスは豪華な観光バスです。
県が観光バスの業者に委託しているようで、
運転手さんも業者の人です。
スクールバス利用のルールでは、
お迎えは予定の5分前までにバス停に行って待ち、
万が一お迎え時間にバス停に行けないと、
子供は観光バスの営業所に連れて行かれることになっています。
学校とは方向が違う、ちょっと遠い所ですし、
観光バスの営業所というのが、
少しの間でも障害児を預かれるような所なのかわからないので、
保護者は、お迎えに絶対遅れないよう緊張していました。
私が免許の教習に通っていたある日…
夫に慶のお迎えを頼んで出かけましたが、
帰ってくると、家がなんだか静か…
カナメはまだ帰っていないようで、慶もいません。そして夫はベッドで爆睡orz
叩き起こすと「お迎えに合わせて目覚ましかけたけど二度寝しちゃった」とか言ってやがります。
学校に電話してみるとバスはとりあえず慶を乗せたまま、ほかのバス停を回っているとのこと。
寝ぼけ眼の夫がバスの営業所の場所を調べ始める頃には
学校から電話が来て、慶は学校に送ってもらえることになったと言われました。
運転手さんと介助員さんのご厚意でバスはまた学校に戻ってくれました。
バスのお迎えの時間は15時台、
私たちが学校に着いたのは17時半くらいだったと思います。
慶は、豪華観光バスで東コース一周の旅をさせてもらえ、
ご機嫌で学校の先生に遊んでもらっていました。
バスのお迎えをすっぽかした第一号でしたので恥ずかしいやら申し訳ないやらで、
慶を受け取るとその足で菓子折りを買いに行って、詫び状を書き、翌日学校の先生からバスの皆さんに渡してもらいました
(バスは時間に追われているので、バス停で「お口に合いますかどうか」などと始めると迷惑なので、学校で渡してもらうように頼んでおきました)
翌日、登校時のバス停では、
お迎えをすっぽかすとどうなるか聞きたい保護者の方が集まって、
夫の周りに人だかりができたと夫が苦笑いしながら言っていました。
その後も下校時のバス停にお迎えが来ていないということはあるようですが(学校に迎えにいくと連絡帳に書いたのに先生が間違えてバスに乗せてしまったなんて事もあったそうです)
業者の営業所まで連れて行かれた子はいないみたいです。