神様からの預かりもの

神様から人生の宝物を預かり中。ダウン症と自閉症を併せ持つ息子と心優しい娘の育児記です

慶の就学相談

慶は療育手帳A1(最重度の知的障害)です。身体障害の手帳は持っていませんが、歩き始めたのは4歳の時で歩行は不安定、階段も昇れません。おまけに哺乳瓶からミルク状のものしか飲まず、食事は一切拒否です。小学校は当然養護学校(今時は特別支援学校と言うところが多い)に行かせようと思っていました。ところが、小学校入学の前年度、養護学校に見学に行くと、かなり条件が悪い…

慶が入るとすれば、知的障害児用の学校しかありませんが、古い上に知的障害はあっても身体は健康な子を受け入れるつもりで作ったらしく、エレベーターは無いし、食事は食堂で普通食のみ。スクールバスも既に希望者多数、遠い子は90分程乗車することになるが、それに耐えられないような子は利用を遠慮してもらっているとのことです。うちから自家用車で通うと片道1時間から1時間半くらいかかりそう。。。問題が通学だけなら学校のそばに引っ越しても良かったのですが、あの校舎では慶は生活できそうにありません。エレベーターもスロープもなかったけど、先生が毎回抱っこで移動するのか?無理でしょ…という感じです。

一方、市立の普通の小学校は、うちから徒歩1分、エレベーター有り、自校給食なので食事の融通もききますよ、という条件で、支援級で慶を受け入れ可能だといいます。

市立の方が断然魅力的ですが、そうは言っても支援級じゃあ慶の面倒みるの、普通の先生でしょ?大変過ぎますよ?と何度も支援級の担任と面談して本人も見せましたが、支援級でwelcomeですと。チャレンジングな教育委員会です。挑みすぎです。でも、担任の先生がとても信頼できる人だったので、気持ちはかなり市立小学校に傾きました。

もう一つ心配なのは、いずれカナメが同じ学校に通うようになってから慶のことでいじめられないかということです。これは、教育委員会の担当者も支援級の担任も口を揃えて、今時の子は人間ができててそんなことは起こりえないと言っていました。(そして実際起こりませんでした)

カナメの問題については、

慶が同じ学校にいることでカナメに不利益があるようなら、隣の市にアパートでも借りて住民票を移してカナメを転校させようと逃げ道を考えて、慶を市立小学校に入学させることに決めました。f:id:utamarinco:20200806090415j:image