もやもや病と診断され、大学病院の脳外科で経過観察中に脳梗塞を起こして、脳外科の外来に行くも、神経内科に入院することになり、神経内科で担当してくれたお医者さんはあまりもやもや病に詳しくなさそうでした(←前回までのあらすじ)
さて。
10年近くも経過観察している間、投薬もなければ手術の話もなく、いざ脳梗塞を起こして駆け込んでみれば他の科に丸投げされて、入院中点滴されっぱなしなのに新たな脳梗塞を起こして後遺症がひどくなった私は、脳外科に対して怒っていました。脳外科の主治医に会ったらガツンとひとこと言ってやりたい気分でした。しかし、脳外科の主治医はこの入院中一度も顔を見せませんでした。
代わりに私のイライラを受け止めてくれたのが、ウエービーヘアが印象的な神経内科の主治医「モジャ先生」でした。
たぶん、もやもや病に対して内科のお医者さんのできることってすごく限られていて、治療中にまた脳梗塞起こすなんてひどいじゃない!と言われても困ったと思うんです、モジャ先生。
ある晩、脳梗塞が酷くなって白い部分が広がった自分の脳味噌の画像を見せられながら
モジャ先生に「脳外科の先生は来ないんですか?ずっと脳外科に通っていたのに神経内科に入院して脳梗塞が酷くなったと言われてもどうなっちゃってるの?って感じなんですが。」と怒りをぶちまけると、先生は「うん」とだけ答えて黙ってしまい、夫婦喧嘩の時の旦那のようになっていました。。。
もう一人、神経内科でお世話になった先生がいます。モジャ先生曰く「神経内科のナンバー4」の方なのだそうですが、身のこなしも話し方もエレガントで、もしかして病棟に毎日顔を出すような立場の方ではなかったのかもしれませんが、本当に毎日欠かさず様子を見にきてくれました。脳外科は誰も来なかったのに。
→これからまだ不可解な展開になるので続くと思います。