なんか朝から「トントントントンコブ爺さん♪」のメロディーにのせて歌ってしまったので慶の自傷について書きます。
慶は赤ちゃんの頃、指しゃぶりが好きで、不安な時や暇な時に指をしゃぶっていました。
時々ふと「これうまいぜ?お前もしゃぶる?」みたいに、今までしゃぶっていた指を人の口に入れようとするので「いやいや、気持ちだけで嬉しいから」と断っていました。
特にこれをやめさせようとしたことはありませんでしたが、だんだん以前なら指をしゃぶっていたであろうシーンで、頭や顔を手の甲でコンコン打つようになってきました。
やり始めた時はただの癖として気にもしていませんでした。貧乏ゆすりとか、何か書く前に必要以上にペンをカチカチするとか、一休さんが頓知を出す時にペロっと舐めた指で頭を撫でるとか、無くて七癖、まあいいんじゃないの?これならヨダレもつかないし!と。
ところがこれが我が家の最大の懸案になっていくのです。
最初はコンコン、と軽く叩いていただけでしたが、刺激を求めて打ち方が強くなっていき、小児科の先生が気にし始めます。受診の時に「慶くんのそのコンコン、気になるね」と言われるくらいでしたが。
更に打ち方が強くなってこの癖を表す言葉が「コンコン」ではなく「ゴンゴンや「ガンガン」になります。ついには手だけでは物足りず、壁やテーブルの端に頭を打ちつけるようになってしまいました。