神様からの預かりもの

神様から人生の宝物を預かり中。ダウン症と自閉症を併せ持つ息子と心優しい娘の育児記です

壁の穴(文字通りの意味で)

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美味しいお店の話ではなく、慶が自傷の頭突きで空けた穴です。

写真は1階廊下の穴、慶がいつもいる1階のリビング側にも穴があって、

2つの穴は同じ空間に繋がっています。

廊下とリビングを隔てる壁の、廊下側とリビング側に穴が空いているのです。

ここに慶が持っているものをどんどん入れて取れなくなってまうので、

壁の穴には慶の宝物がたくさん入っています。

今朝、慶に手を引かれて廊下へ出ると、この穴に私の手を持って行こうとするので、

中の物を取って欲しいのかと、恐る恐る手を入れてみると、

あるわ、あるわ、お歌絵本やアンパンマンのおもちゃがたくさん眠っていました。

穴の中の空間が狭くて本が引っかかってしまい、なかなか出せずにいたら、

カナメが廊下とリビング両方の穴を使って上手く全部出してくれ、

慶はカナメからひったくるようにお歌絵本を受け取って遊んでいました。

夜、薬を混ぜたヨーグルトを食べさせている時、

慶はミルクを飲みたかったらしく、私に哺乳瓶を渡そうとするのですが、

私は片手にヨーグルト、反対の手にスプーンを持っているので受け取れず、

カナメにやってもらったら、慶は何か気に入らないようで、

カナメが作ってくれたミルクを飲みもしないで壁の穴に投げ込んでしまいます。

カナメが怒ってすぐに取り出して、また慶に渡しましたが、

それも壁の穴に入れてしまってきりがないので、薬が終わってから私が一旦受け取り、私の手から慶に渡したら満足したのか、飲んでいました。

私から受け取りたかったのか、私がいつもミルクをあげる時にかける「はい、どうぞ」の一声が欲しかったのか……。

その後、何も入っていない壁の穴に手を突っ込んで、中をゴソゴソ探って、

カナメに「どうだ、取れないだろう?なぜなら何も入っていないからだよ!」とからかわれていました。

朝からカナメがお歌絵本や哺乳瓶をそこから出してきたので、慶には壁の穴が宝箱のように思えたのかも知れません。

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