神様からの預かりもの

神様から人生の宝物を預かり中。ダウン症と自閉症を併せ持つ息子と心優しい娘の育児記です

下の子が欲しい!

私達夫婦は結婚当初から子供は2人欲しいと話し合っていました。その第一子が慶です。ダウン症なのは確定で、心肺の病気は手術で治ったものの身体が弱そうというのはわかりました。ただ、知能の方はどの程度になるか育ってみなければわからず、下の子が健常だったとしても慶の世話に振り回されるようになるのもかわいそうだし、とりあえず慶が歩くようになって様子を見てから考えた方が良いかな、と私は思っていました。

ところが、普段あまり自分の意見を主張しない夫が、この時ばかりは、「慶がダウン症なんだし、親の年齢が上がったらもっと病気の確率が上がるだろ?産むつもりなら早く作らないとダメだ。」とはっきりきっぱり言いました。「育てるのが大変でも2人で頑張るしかないだろ」とも。

当時夫は仕事がめちゃめちゃ忙しく、育児を2人で頑張ると言っても、たぶん無理だろうなぁという予感はありましたが、このころの慶は全然泣かないおとなしい子で、大変なのは通院くらいだったので、育児に関してはなんとかなるんじゃないかと思いました。障害児の下に「きょうだい児」を産むことについてはかなり悩みましたが、これはもう、下の子が大きくなったら、下宿を勧めたり、プロの手を借りたり、下の子が「お世話係」になってしまわないような環境を作っていくしかないと自分に言い聞かせ、踏み切りました。