義父さんが亡くなってから、我が家ではお盆の迎え火・送り火の代わりに手持ち花火をするようになりました。
仏壇のある夫の実家が空き家になってしまっているけれど、兄弟で揉めていて位牌や仏壇にうかつに触れない状態で、義父さんがお盆に帰る場所がないんです。
なんのお構いも出来ませんが、とりあえずうちに来ます？ってことで普通の迎え火よりちょっと派手な灯りで見つけやすいようにしています😁帰って来て貰ってもスナップ写真の前にお供えを置いとくくらいでなにもできないんですけどね。
これまた兄弟が揉めてたせいで一周忌もしなかったので、お盆とお彼岸には私のご先祖さまと一緒に供養しています。
義父さんご当人は「死んだらお終い」派だったのに、お葬式の時に不相応な戒名を付けて、そのまま放ったらかしというのが気になってしまって、私がちまちま落雁とか買ってきて時々思い出して手を合わせています。最近は慶の手を逃れる安全地帯が台所しかなくなってしまって、写真さえも夫の部屋の片隅に追いやられています。
そんな家ですが、先程カナメが「お盆の迎え火に花火やりたい」と言っていたので、今年も8月には手持ち花火をして、家族でおじいちゃんのことを思い出す時間を持てそうです。
カナメが何故かお盆に百人一首をやりたいと言っているので、おじいちゃんには、旧仮名遣いを読めるのは私だけ、下の句誰も覚えていない家族百人一首大会を苦笑いで見てもらうことにしましょう。
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