神様からの預かりもの

神様から人生の宝物を預かり中。ダウン症と自閉症を併せ持つ息子と心優しい娘の育児記です

脳梗塞で入院した時の話「幻の退院」

後頭葉脳梗塞を起こした私について、神経内科の先生方は右脳が傷つけられた時の後遺症を心配していました。特にモジャ先生は、私がよく病棟で迷うので、「道順障害」というものではないかと心配していました。私は元々方向感覚が良くないので、慣れない場所で左側が見えなかったら普通こんなもんじゃない?と思っていたのですが。。。

看護師さんも調べてみようとしたのか、「体重を測るのでついてきてください」というのでついていくと、測り終わった後に「今来た道を戻って下さい」と言われたことがありましたが、看護師さんの背中の幅からはみ出すと左側をぶつけますから、背中に集中して周りの景色など見ておらず、すごい無茶振りをされたとしか思えませんでした。

後で聞いてみると、道順障害になると慣れた道でも迷って家に帰れなくなってしまうというので、病院の病棟内でいくらやらせてみてもお互い混乱しただけなのではないかと思います。

エレガントな先生にも日本地図を書いてくださいと空中に指で日本地図を描かされたり、家の間取りを聞かれたりしましたが、あんな雑なので良かったのかな?と不思議です。先生の知らない我が家の間取りだろうと、雑な日本地図だろうと、ある空間を思い浮かべて利用できるということが大事だったのかな?

あとは入院中、降圧剤を飲んで、普通の人には高すぎるけれど、私にはちょうど良い150〜160くらいの血圧で安定させることができるか試していたみたいです。

こういうことが一段落したら、もう神経内科でできることは全部やったので、そろそろ退院しましょう、という話が出ました、