神様からの預かりもの

神様から人生の宝物を預かり中。ダウン症と自閉症を併せ持つ息子と心優しい娘の育児記です

慶とカナメの仲

f:id:utamarinco:20200801165100j:image小さい子供は生まれる前の事を覚えていることがあると聞くので、カナメに聞いてみたことがあります。幼稚園に入る少し前だったと思います。「カナメちゃんはどうしてお母さんのところに来てくれたの?」と聞くと、「慶くーん、どこー?って言って来たんだよ。」との返事でした。私の気を引こうと、お母さんが可愛かったからとかなんとか言うかと思ったら、予想外の返事でした。

カナメは小さい頃から慶に本を読んであげたりおむつ替えを手伝ってくれたりしましたが、お姉さんぶってみたい時期なんだろうと好きにさせていました。慶は異性だし、成長と共に嫌がるようになっても良いように、早めにカナメ専用の部屋を用意して、お風呂も入りたい時に一人で入れるようにしています。今はもう私が想定していた「成長と共に異性で障害のある兄を嫌がる時期」になりましたが、まだ一緒に部屋のトランポリンで遊んだり、テキトーな歌を歌って聞かせたりしています。時々、慶が入ってはいけないところに入ってイタズラしている時に運び出すのを手伝ってもらいますが、私が頼まなくても慶のそばにいることが多く、気づいた時におむつを替えてくれたりしています。「うちは慶くんがいて大変だから、カナメは遠くの大学にでも行って早く一人暮らししなね。」と言うとどうしてそんな酷い事を言うんだ!みたいな顔で「絶対嫌だ!」と言います。仲良くしてくれるのは喜ばしいことなので、世話を焼いてくれるうちはありがたくやってもらっていますが、いつか彼女が巣立つ時に私達に気を遣ったり慶の存在が足枷にならないように準備をしていきたいと思っています。